珪石・珪砂(硅石・硅砂)とは

珪石(硅石)

珪石(硅石・けい石)は、珪酸分(SiO2)を主成分とする、石英片岩です。
珪石類は、鉱山の性質と用途の面から、白珪石・炉材珪石・軟珪石の3種類に分類されます。
同じ鉱石でも、純度によって、それぞれ違う用途に利用されます。

 ◆白珪石◆
  SiO2 99.5%以上(ほぼ輸入品):光学ガラス、石英ガラス等に利用されています。
  SiO2 97〜99%:合金製造用フェロシリコン、人造珪砂等に利用されています。

 ◆炉材珪石◆
  以前は珪石レンガで使われていましたが、近年は軽量気泡コンクリート骨材や保温材等の
  珪酸カルシウム製品に利用されています。

 ◆軟珪石◆
  SiO2 85〜95%:セメント用原料や一部建材用骨材に利用されています。

珪砂(硅砂)

珪砂(硅砂・けい砂)は、珪酸分(SiO2)を主成分とする、石英の砂です。
天然珪砂・人造珪砂の2種類に分類されます。

 ◆天然珪砂◆
  石英砂の状態で、陸地で地層として分布したものや、河口や海岸で砂浜として発達したものです。

 ◆人造珪砂◆
  珪石原鉱を粉砕、篩い分けをして、砂状にしたものです。

三河珪砂は、愛知県岡崎市東部周辺に広がる、良質な石英片岩類を原料にして、様々な用途に
利用ができるよう、粉砕加工し、篩い分けをした人造珪砂となります。成分はSiO2が98%クラスと
純度が高く、耐熱性、耐火度(SK34#)共に優れている特徴をもっております。

三河珪石の特質

純度が高い  [SiO2 98%クラス]
硬度が高い  [モース 7]
耐火度が高い [SK 34]

珪石・珪砂(硅石・硅砂)の用途